軽自動車税の増税とエコカー減税の見直しについて(2015年4月から)

軽自動車税は平成27年(2015年)4月1日以降の新規取得分から10,800円(乗用自家用車の場合)へ増税されます。
一方で、軽自動車税を軽減する形でグリーン化特例(軽課)が導入され、環境性能基準を満たす軽自動車を新規取得した場合(新車に限る)には、翌年の平成28年度(2016年度)の軽自動車税が概ね25%〜75%減税されます。また、普通自動車のエコカー減税の見直しも行われ、環境性能基準の要件が厳しくなります。
2015年4月からの軽自動車税のグリーン化特例と、普通自動車のエコカー減税についてまとめました。

軽自動車のグリーン化特例(軽課)の軽減内容

2015年度の軽自動車の増税と、グリーン化特例による軽減を適用した場合の納税額は以下の通りです。

【乗用自家用車の場合】

取得年度 対象車 内容 2016年度納税額
2014年度 すべて なし 7,200円
2015年度 電気自動車・天然ガス自動車 概ね75%減 2,700円
平成32年度燃費基準+20%達成車 概ね50%減 5,400円
平成32年度燃費基準達成車 概ね25%減 8,100円
燃費基準非達成車 なし 10,800円

グリーン化特例による軽自動車税の軽減は、軽自動車を取得した翌年度のみ適用となります。

平成28年度以降は軽自動車税の経年車重課が導入される予定

平成28年度(2016年度)から経年車重課が導入されることが予定されており、最初の新規検査から13年を経過した軽自動車については概ね20%の重課(増税)となる見込みです。平成27年度(2015年度)から10,800円(乗用自家用車の場合)となる軽自動車税の約20%重課になりますので、経年車重課対象車は軽自動車税が(乗用自家用車の場合)12,900円となります。
また、国土交通省の資料では「併せて軽課についても検討を行う」とされていますので、今後何らかの軽減措置が導入される可能性があります。

普通自動車のエコカー減税の見直し

これまでの普通自動車のエコカー減税は、平成27年度の燃費基準で軽減率が定められていましたが、2015年4月以降は新たな燃費基準による軽減率が定められています。新たな燃費基準と軽減内容は以下の通りです。

自動車取得税(乗用車の場合)

(2015年4月〜2017年3月)

対象車 軽減内容
電気自動車 等 非課税
平成32年度燃費基準+20%達成車
平成32年度燃費基準達成車+10%達成車 概ね80%減
平成32年度燃費基準達成車 概ね60%減
平成27年度燃費基準達成車+10%達成車 概ね40%減
平成27年度燃費基準達成車+5%達成車 概ね20%減

自動車重量税(乗用車の場合)

(2015年5月〜2017年4月)

対象車 初回車検
電気自動車 等 免税(2回目も免税)
平成32年度燃費基準+20%達成車
平成32年度燃費基準達成車+10%達成車 概ね75%減
平成32年度燃費基準達成車 概ね50%減
平成27年度燃費基準達成車+5%達成車 概ね5%減

消費税10%引上げ時には「環境性能割」を導入することが検討されており、今後議論が進められていくとみられます。

自動車税の納税方法は、自動車税のページで説明しています。
2014年4月からの自動車税制改正については、自動車税制改正(2014年4月から)でご紹介しています。
その他、自動車税制に関する最新情報は、国土交通省のホームページをご覧ください。

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